私たちの生活に欠かせない「時計」の歴史とは?

機械式時計の起源は外国から

機械式時計が設置されたのは1336年にイタリア・ミラノの宮殿礼拝堂に祈りの時間を知らせるために設置されたのが最初といわれています。現存する時計の中で最も古いものはヤコボ・ドンディが1344年にパドヴァ大聖堂に設置した天文時計です。こうして1336年にイタリアで設置されたことを機にヨーロッパの各地域で公共時計がつけられるようになり、機械式時計を「塔時計」と呼ぶようにもなっていきました。当時の機械式時計は錘を利用して内部を動かす仕組みでした。

ドイツ人錠前師のペーターヘンラインがゼンマイを原動力とする時計を発明したことがきっかけとなり、機械時計の精度が高まり小型化され始めます。1600年ごろには機械式時計は人が持てるほどのサイズになりました。17,18世紀に入ると、時計は一気に進化していきます。オランダのクリスチャン・ホイヘンスが機械式時計の基礎となる「調速機」を生み出したことで時計の小型化が進み、時計の主流は懐中時計となります。この頃には時計の装飾もされるようになりました。

日本に機械式時計が伝わったのはいつか?

日本に始めて機械式時計が伝わったのは室町時代です。1551年に現在の山口県・周防の大名だった大内義隆に宣教師フランシスコザビエルがキリスト教布教のために許しを願い出たときに贈った品物の中に「白鳴鐘」(現在の機械式時計)があったといわれています。この時計は現在はありません。現存する中で最古の時計は徳川家康が1612年にメキシコ総督から贈られたゼンマイを動力とする置時計で、久能山東照宮に保存されています。

グランドセイコーの腕時計を長く愛用したいのならば定期的なオーバーホール(分解掃除)が必要不可欠です。時計内部の部品の交換や外部のベゼルやベルトを研磨することでより良い状態を保つことができます。